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子育てを通して気付いた母の愛

癒されながら幸せになれる心の問題解決カウンセリング

 

心理カウンセラー 早川一平です。

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親子で幸せになる不登校セラピー
早川一平です。

 

このお話は、末期の食道ガンの女性が
最後に子育てを通して母の愛に気付いた
お話です。

 

このお話しの中には子育てする上
で大切なことが学ぶことができます。

 

彼女のお母さんは、彼女を出産して
すぐに息をひきとりました。

 

彼女は成長し物心がついてからも、

『この子の母親は、この子の
お産のときになくなりましてね』
と何十回と聞かされてきました。

 

周りの大人にとっては、何気ない
一言でしたが、彼女にはこう聞こ
えていたのです。

『この子の母親は、この子のせい
 で死にましてね』

 

『私はお母さんの命と引き換えに生まれて
 きたお母さんは私のせいで死んだんだ』

彼女は自分自身を責め続けて生きていました。

 

そんな彼女も結婚し、二人の子供に
恵まれました。

 

幸せを手に入れても彼女は自分自身
を責め続けて生きていたんです。

 

そんななか、彼女は末期の食道ガンに
なってしまいました。

 

自分の死がもう近いと悟ったとき、
彼女にこう思いました。

 

自分の子供たちには私と同じ思いをして
欲しくないと願い子供たちにこう伝えま
した。

 

『お母さんね、あなたたちのお母さんで
 あったことがとっても嬉しい、それに
 あなたたちのおかげで本当に幸せだった、

それともう一つ覚えておいてね、お母さん
が病気になったのは、決してあなたたちの
せいじゃないの、

あなたたちがイタズラするのも喧嘩をする
のも、お母さんにとっては、こんなに元気
な子でよかったって、嬉しいことだったのよ。

だから覚えておいて。

お母さんがもし死んでも、それは
あなたたちのせいじゃないって』

 

そうお子さんに伝えたそのとき、
彼女はお母さんの声を聴いたんです。

 

子供たちに言っているはずの言葉が、
母の言葉となって自分の心に響いてきた
のだそうです。

 

『私が死んだのはあなたのせいではないのよ』

 

その後、彼女は穏やかに息を引き取りました。

 

子育てを通して親自身が親の愛を
受け取り直すということがあります。

 

当時の親の気持ちを、親になった今の
自分が受け取り直して、親の気持ちを
理解していくことが沢山あります。

 

親は亡くなってもなお、子供を深く
愛してる、そのことを伝えるために
彼女に子供を授けたのかもしれません。

 

愛を伝えるために。

 

みなさんはどうでしょうか?

 

子育てを通して親の愛に気付いた
ことはありますか?

 

親子で幸せになる不登校セラピー
早川一平

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